2023/01/06

おみくじの話(2):読者からの質問に答えて~吉と末吉どちらが良い?大吉や大凶の割合は?どこで作ってる?

 


この記事は、2005/01/04に『探求三昧ブログ』に投稿したものを加筆訂正して再掲する。

1/3の記事で書いた「おみくじの話(1)」の続編として、今回は読者の方々からの質問に答えます。


◆質問に答えて

元に書いた記事がですます調で、直すのが面倒なのでそのままにします。

18年前に、読者さんからコメントで、おみくじについての質問が来て、まずそれに答えるところから始まります。

その質問とは、こういうものでした。


Q:吉と末吉、どちらが良いんでしょうか?


一般的には、大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶の順だと言われていて、この7種類です。

ただ、本来は大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶の順が正しい(?)らしいんですね。


↑実際はどれが正しいといったことはなく、いくつかの考え方があるということです。


本来は中吉よりも吉の方が良いんです。

また、昔は吉が一番良くて、次が大吉だったとか。

ちょっと非論理的で受け入れ難いものがありますね。


◆中吉は無かった?

Q:中吉もありますか?


上に書いたとおり、ありますよ。

中吉というのは昔はなくて、末吉の代わりに中吉を入れるようになったという説もあります。


Q:今年のおみくじは末吉だったけど、新年早々おみくじの予言通りいいことがありました^^


大吉が常に良いとは限りませんね。

時には大吉でも良くないことが書かれていたり、末吉のような低いものでも、書かれている内容は良かったりもします。


※(1)で書いたように、末吉は別物で、「末(未来)はだんだん良くなっていく」という暗示なんです。


ちなみに、質問者のHさんがおみくじを引いたのは宮古島の宮古神社だと思うけれど(あそこは普段は自動販売機ですね)、あそこのおみくじは後述する女子道社で作られている可能性が高いと思うのだけど、凶がないことが多いんですね。


そうすると、末吉がいちばん下だったりして。

私も元日に引いたのが「末小吉」だったから、仲間ですね。


次に、メールでリクエストされた方がこう書いていました。


Q:おみくじって書かれていることは本当に当たっています。


たしかにそうですね。神さまの方へ向いた人ならば、神さまはちゃんとその人に合ったおみくじを引かせてくれますね。

私なんて、この元日に地元(武蔵野神社)で引いたおみくじは「末小吉」ですよ。

末吉よりも下ということです。


その神社のおみくじに凶がないとしたら、いちばん低いのが出たことになる。

今年は良くないという神さまからのお諭しでしょうね。

でも、正月3日に藤沢七福神で3ヶ所連続で大吉が出たから、それで持ち直しました(?)。


◆おみくじはどこで作ってるの?

これについては、みなさん、すごく知りたいところでしょうが、山口県周南市の二所山田神社の関連会社である「女子道社」が一番有名です。

ここで作られたおみくじは、日本全体の60%(現在は70%)という非常に大きなシェアを占めていて、20種類ぐらいのおみくじを作っている。

遠くはハワイまで、約五千ヶ所以上の寺社に納めているそうです。


よく小さな神社で見る、赤い箱のおみくじ自動販売機があるでしょ?

あれも女子道社が作ってるんです。


大きな神社仏閣では、その寺社名が入った独自のおみくじを作っていますが、実はそういうおみくじの中にも、実際は女子道社で作られていることも多いんです。

たとえば、ぼくが良く行く諏訪大社なども、そうらしい。


◆おみくじの大吉や凶の割合は?

これは誰もが疑問をもつところでしょうね。

あるおみくじの本によると、全国の有名寺社10ヶ所のおみくじを平均した割合は、大吉=14%、吉・中吉・小吉の合計=68%、凶=18%だそうです。


大吉の割合はどのおみくじでもそれほど変わりなく、だいたい平均して14〜17%ぐらいのようです。

割合が高いところで、私が知っている限りでは、成田山の20%がいちばん高いようです。


女子道社で作っているおみくじでは、凶の代わりに末吉を入れている種類も多いそうです。

それと、大凶は「引いた人の精神的ショックがあまりにも大きいので良くない」との理由で、くじに入れるのをやめたとか。

※ただし、寺社によっては大凶もあるようです。


でも、大凶が全国の寺社のおみくじから消えたかというと、そうでもなくて、たとえば鎌倉の鶴ケ岡八幡、浅草の浅草寺、東京の高尾山などでは、大凶があります。

凶があるところは、清水寺、鎌倉八幡宮、水天宮、伊勢山皇大神宮(横浜)など、多いでしょう。


どちらかというと、密教系の祈祷をやるところとかが凶が出る割合が多いみたいですね。

穿った見方をすれば、ご祈祷やお祓いを申し込んでほしいがための「営業戦略」ではないかと思ったり。


勉学の神さまなどを祀っていて受験生が多く参拝に来る寺社は凶を入れていないところが多いそうです。

精神的ショックが大きいでしょうからね。

女子道社では、おめでたい正月だからと大吉を特別に多めに入れたりはしないそうです。

でも、お正月だけは大吉や吉が多めに入れているという神社もあるという噂もあります。


◆おみくじエピソード

私は今年の正月もいろんな神社仏閣にお参りしましたが、おみくじを引いてると、まわりからいろんな声が聞けて面白いですね。

いちばん多いのは、親子連れでお父さんが小さな子供に「おまえ、すごいな、大吉かよ」とか言っている図ですね。


自分の子供が大吉を引いたから素直に喜んでいるというよりは、自分があんまり引けないから、顔が「うらめしげ」だったりして。

小さな子供というのは欲や邪気がないから、スッと大吉とかが出たりするんですよね。


それとは逆の話もあります。

たとえば、日本で超有名な某神社で巫女さんのバイトをした女性の話なんですが、なぜか子供やおばあさんに限って大凶が出るそうなんですね。

これを解釈すると、これから良くないことがあるから気をつけなさいよと注意を促すための、神さまのお諭なのかもしれませんね。


他によく聞くのが、凶が出たからもう一度引き直したら、また凶だったという笑うに笑えない話です。

でも、気持はわかるけれど、引きなおすという行為自体が絶対に間違っていると思いますね。


こういうネガティブなケースの場合は、神仏を敬う気持に欠けていたり、神社の中で何か無礼な態度があったのかもしれません。

そうでなくて、信仰心が厚い人や霊感が高い人が続けて凶を引いたりする場合だと、これは何か良くないことがこれから起きるから注意しなさいということなんでしょうね。


長くなりそうなので、続きは後日ということで。

続きはこちらです。↓


おみくじの話(3)に続く(多分)


※おみくじのことについて知りたいという人には、この本がお薦めです。

おみくじオタクのような人が書いています。

ただし28年前の本なので、情報が古い部分がありますが。